
写真部門および絵画部門でそれぞれもっとも評価の高かった「最優秀賞」を始めとした各賞をご紹介します。地域の懐かしい歴史を振り返る「歴史・思い出賞」、若い感性が溢れる「学生優秀賞」、審査員の琴線に触れた作品「審査員賞」。その他にも、ええはがき”のスピリットが表現された「大阪ええはがき研究会賞」、1つのテーマをもとに沿線を旅するように切りとった「テーマ賞」、各地域の特徴を表した「各市区長賞」、そして沿線の多様な姿を捉えた「努力賞」など、100作品分の地域の魅力をご覧下さい。
箕面市立病院の北側に日本の五月を代表する風景が残っている。
それは広々としたレンゲ畑から、箕面の山々の緑を背景に見る、旧西国街道沿いの街並みの景色である。
そして親子の鯉のぼりが、青空を楽しそうに泳いでいた。

撮影場所:箕面市萱野
審査員講評……まさに日本の田園風景が展開しています。畑に広がるれんげの花絨毯を前景にして、春の薫風をいっぱいに含んだこいのぼりがさわやか感を増幅しています。沿線にこのような別天地があることを発見し、何のてらいもなく穏やかな心で写しとめた作者の大人の感性に感動しました。(有野永霧)
スーパーで何でも購入できるが、市場のように安くておいしいものをお店の人と会話を楽しみながら買い物ができる場所をこの先も大切にしていきたいと思います。
審査員講評……自然な感受性の発揮が画面全体からまず感じ取れます。市場の前の人の表情や動作を独特に表現しており、まるで静止しているかのような飛行機も存在感があります。伝統を繋いできたと思われる市場の看板も印象的です。地域性のある何とも楽しい嬉しい作品です。(井上正三)

スケッチ場所:豊中市庄内東町


撮影場所:池田市西本町
呉服座は明治25年には池田市西本町に建っていたことを示す棟札が発見されている。この写真は舞台正面の緞帳である。この図柄は古くから池田に伝わる、クレハトリ・アヤハトリが中国(呉)から渡来したことを表したのではなかろうか。

撮影場所:池田市西本町
明治41年に尾崎行雄、大正になって中村鴈治郎、昭和になって澁谷天外、浪花千栄子、藤山寛美など来演する。テレビ等の普及により昭和44年惜しまれながら解体、愛知県犬山市明治村に移築された。今日が見納めと近隣から観衆が大勢集まりました。
審査員講評……宝塚線が開通したころ、池田の呉服座(くれはざ)で近隣の人たちが歌舞伎や寄席を楽しんでいました。阪急はすぐ近くの室町で日本最初の分譲住宅を売り出しています。その後の池田市は北摂の拠点都市として発展し、写真の撮られた昭和44年には人口は9万人を超えていました。なつかしい呉服座の満員の客席は、その頃の雰囲気をいきいきと伝えています。(茶谷幸治)
天気が良いとついつい自転車で行ってしまう場所。
風がきもちよく、小さな魚がたくさんいました。
ここの商店街は古いからよくカメラを持った学生さんが来はるんよ。と気さくに話しかけてくださる商店街の人達。端から端まで何人のお店の方と話しただろうか。ほのぼのとした日常を感じる時間でした。
審査員講評……青春の夢と挫折の入り混じった若者の心が感じられる写真です。未来性を表すブルーと穏やかな波が美しく、心を和ませてくれます。と同時に、捨てられた傘と机という廃棄物を見つめる若者の不安感が切なく悲しい。この対照が見事にミックスされて、味わい深い青春譜が歌い上げられています。(有野永霧)
審査員講評……有名な観光地でも美しい風景でもない、普段のまちの様子を切り取っている点に、作者独自の視点を感じます。また、タイトルを「いらっしゃい!!」、コメントに関西弁を使い、人々が活き活きと暮らすまちの魅力をうまく伝えているところが、「ええはがき」のツボをおさえています。たくさんの人がいろんな視点でまちを見ることで、まちの魅力がアップする可能性を感じさせる作品です。(大阪ええはがき研究会 杉本容子)

撮影場所:池田市五月山

スケッチ場所:宝塚市栄町

スケッチ場所:淀川河川敷
五月山から見える町並み 100年前はどの様に見えていたのだろうか? 100年後はどう変わっているのだろうか? ただ一つ SORA だけは、このままであると信じている。。。
今も昔も変わらない、歌劇場への花のみち。やっと絵にすることが出来ました。
都心の中に、こんなほのぼのとした風景がありました。菜の花畑と近代都市という一見不似合な風景をバランスを保つ鉄橋が仲人しています。喧噪の中のオアシスを見つけて思わずスケッチしました。
審査員講評……離着陸をする飛行機のランプの光跡が、薄暮の空にリズミカルに点と線を描いています。時間の選定が的確で、トワイライトが見事に写しとめられています。あまりにも美しいので、SF的で、幻想的で、不思議な時空間の世界に引き込まれます。優れた技術と感性が百万ドルの夜景を彩っています。(有野永霧)
審査員講評……のびのびした線と大胆で軽快な筆使いにより、こだわりのないインスピレーションを感じさせます。明るくほのぼのとした暖かさのある絵で、花のみちの華やかな風情と賑わいを感じさせます。(井上正三)
審査員講評……現在の淀川は、明治43年に当時の中津川を大改修した人工河川です。前年に新淀川橋梁が架けられて、淀川完成と同じ年に宝塚線も開業しました。その頃、この絵の辺りでは菜の花や葦が 繁茂していました。いま、十三大橋付近の淀川右岸の土手から望む都心のビル群は、悠々と流れる淀川に映えて、息を飲むスケール感があります。作品は、阪急100年を一枚のスケッチにおのずと表現しています。(茶谷幸治)


撮影場所:中山寺

撮影場所:大融寺

撮影場所:勝尾寺
審査員講評(「中山寺」について)……観音様とステンドグラス、この組み合わせの妙に感動した気持ちが伝わってきます。しぶい色合いのステンドグラスと網目の鉛に周辺の影が映り、観音様の周辺にざわめきを感じさせます。このステンドグラスを室内側から見たい衝動に駆られます。(井上正三)

撮影場所:大阪市北区茶屋町

撮影場所:十三大橋

撮影場所:服部緑地公園
茶屋町改札口からすぐのところにある、ビル群に囲まれた天神社です。忙しく行き交う人々は多けれど、案外見過ごしがちなスポットです。地元に愛されている天神社です。
冬の季節になると電車の窓から見える十三大橋の夕焼け空の鮮やかさがとてもきれいで印象的だったので、写真に収めたいと思い撮影しました。
連休の公園をぶらぶら散歩して過ごす。木々の美しい季節。竹林越しに見え隠れする乗馬センターの様子が楽しくて思わずシャッターをきった。

撮影場所:箕面公園

撮影場所:池田市役所前

撮影場所:雲雀丘山手
自然と美しい景色がお気に入りで、毎年訪れている。初めて来たのは、11年前の高校の同窓会。だから来るたびに、私の青春時代を思い出し、懐かしい気持ちが込み上げてくる。
がんがら火祭のグランドフィナーレ。市庁舎前での一コマ。大たいまつが集結して熱気と迫力を肌で感じた1コマです。
雲雀丘山手に上がって猪名川花火大会を見たが、高速道路や街の灯を背景に花火が目の高さに上がり、暑さを忘れる一夜であった。
84作品が受賞されました。
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