武庫之荘
+++ 弥生の夢、武庫の川風 +++
悠遊一日紀行マップ 悠遊一日紀行道程表

●上ノ島弥生遺跡
 駅沿いには桜並木があり、ここは花の駅とも呼ばれ、開花期の美しさは有名です。南口駅前広場には船の形をしたユニークな噴水やベンチもあって、待ち合わせには絶好です。
ここから東に進み、小さな川沿いの道を途中で折れ、南へ行くと、立花中学校の北西角に上ノ島弥生遺跡があります。いまから約2200年前の集落跡で、弥生時代初期に人が住んでいたと考えられています。
発掘調査によって出土したのは、その当時使われていた壺や鉢などの土器をはじめ、稲の穂先を刈るための石包丁、木を切ったり細工するための石斧・石ノミ、さらには狩り用の石鏃など数多くの石器類です。これらの出土品は、尼崎市文化財収蔵庫に保管展示されています。

上ノ島弥生遺跡
■上ノ島弥生遺跡
●生島神社
 上ノ島弥生遺跡の前の道を東へ。つきあたりを右に折れ、立花支所を過ぎて左に入ると生島神社があります。立花地区の上ノ島・栗山・大西・三反田の四町はその昔、生島と呼ばれ、天長7年(830)に朝廷によって開発されたところです。康治元年(1142)には、開発領主であった源実国の子孫が、この生島庄に当たる場所を時の関白・藤原忠通に寄進しました。同じ頃、僧澄海が大般若経を『生島大明神』に献じたと伝えられています。
『延喜式神名帳』の記述によると、大阪の生国魂神社の元宮だという伝承があり、平安時代からこの社が存在していたことが推察されます。

生島神社
■生島神社
●大井戸古墳
 上ノ島弥生遺跡へもどり、西へ進むと、大井戸公園です。多くの野鳥を見ることができる緑豊かな公園内にある大井戸古墳は、直径13mの円墳で、いまから約1400年前に造られたものと伝えられています。
この古墳時代後期には、丘陵上に小古墳をかためて造る“群集墳”という形態が多く、大井戸古墳のように単独で平野部に造られるのは珍しいといわれています。昭和43年の調査によれば、石室は自然石を使用した横穴式石室で、長さ約6m、幅約1.5m、入り口は南についており、須恵器が出土しています。

大井戸古墳
■大井戸古墳
●磐長姫神社
 一旦駅へ戻り、線路沿いを西へ少し歩いて踏切を渡ると磐長姫神社があります。磐長姫大神をまつるこの神社の鎮座は不詳ですが、元禄五年と銘記された石鳥居や数百年前に樹断された樹木があることから、その歴史の古さが伺えます。
ここから尼崎宝塚線を経て武庫川へ向かいます。サンモール武庫元町の通りを過ぎ、さらに行くと県立西武庫公園が広がります。この公園を経由して河川敷の武庫川公園へ。けっこう歩きがいがあるのですが、季節ごとに違った趣を見せる武庫川を眺めつつ南下すれば、やがて上武庫橋のほとりに着きます。ここからの川の上流はるかな山並みと河川敷の松並木は雄大で素晴らしい景観です。線路に平行した道があるので、それを東へ行くと駅に着きます。

磐姫神社
■磐長姫神社
武庫川公園
 武庫川沿いの河川敷公園で、広さは西宮市側の対岸を含め約50万平方メートル。とくに設備はないのですが、川風を感じながら歩くのにはうってつけの場所です。野球やサッカーに興じる人の姿も多く見られます。
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